野菜を使いきれずに、結局捨ててしまったこと、ありませんか?
節約の基本は買いすぎないことだけど、買ったものを無駄なく消費するのも立派な節約◎
特に傷みやすい野菜は、保存に関する正しい知識を持つことがとっても大切です。
今回は特に傷みやすい野菜の保存方法を徹底伝授します!
保存の仕方をマスターすればいいことづくし!
安い時に買いだめができる
下処理しておくと料理の時短になる
今から紹介するポイントを押さえることで格段に持ちがよくなるので、ぜひ実践してみてください。
Contents
冷蔵保存のポイント
1.自然に近い状態で保存する
野菜は実際に育っていたときと同じ向きで保存するのが長持ちのコツ。葉野菜など、上に伸びる野菜は立てて保存します
- ほうれん草や小松菜・・・立てて保存
- きゅうり、人参、なす・・ヘタを上にして保存
100均で仕切りを買ったり、ペットボトルなどの上半分をカットして保存容器を作ったり、冷蔵庫内の定位置を決めておくのがオススメ。
2.新聞紙などで包む
ちょっと面倒ですが、この一手間で野菜のもちは全然変わります!
キッチンペーパーでも大丈夫です。
- 冷蔵庫内で野菜に直接冷気が当たらないようにする
- 乾燥を防ぐ
- 適度に野菜から出る水分を吸収してくれる
新聞紙はキャベツや大根などの大きいものを包むときにあると便利。
3.切らずに保存
野菜は切ってしまうと傷みが早くなります。
買ってきた状態で丸ごと保存するのがセオリー。
切った場合は2~3日で使い切るか、使いきれないと判断した場合はすぐに冷凍保存をするのがおすすめ。
2~3日で使い切ることを前提に冷蔵庫で保存する場合は、切り口にラップをして水分が抜けないようにすると◎
4.エチレンガスを出す野菜はビニール袋へ
- りんご
- ブロッコリー
- アボカド
りんごを熟していない果物と一緒に置いておくと、果物が熟すのが早くなるというのを聞いたことありませんか?
これはりんごから出る「エチレンガス」の働きによるものです。
怖そうな名前だけど、野菜や果物が呼吸するときに自然に出る成分で、有害なものじゃないから安心してください◎
ただ、周りのものを熟しやすくするということは、それだけ早く傷ませてしまうということなので、ビニール袋にいれましょう。
そうすることで乾燥や酸化、匂い移りも防げます。
野菜別の保存テク
玉ねぎ・じゃがいも
常温で保存できるが、温度に弱いので吊るして保存がおすすめ。
玉ねぎは風通しの良い場所。
じゃがいもは直射日光が当たらない場所で保管がおすすめ。
【保存期間の目安】2ヶ月
人参
クッキングペーパーで1本ずつくるみ、ジップロックに入れて野菜室へ
【保存期間の目安】2週間
トマト
丸ごと保存するときは、1つずつキッチンペーパーで包んで、ビニール袋に入れ、冷気が直接当たらない場所に保存。
そのまま冷蔵庫に入れちゃうとすぐに水っぽくなります青みが残っている場合は、しばらく常温で置いておき、熟してから冷蔵。
【保存期間の目安】2~3日
アスパラ
湿らせたペーパーを根元に巻き、ビニール袋に入れ、立てて保存。
鮮度が落ちやすいので、使いきれない場合は茹でて冷凍。
キャベツ・レタス
芯をくり抜いて、湿らせたキッチンペーパーをイン!(乾燥防止)
ビニール袋に入れるか新聞紙に包んで保存。
芯をくり抜くときは金属の包丁を使うと傷みやすいので、出来るだけ手でちぎるかセラミックの包丁で◎
【保存期間の目安】1週間
しめじ・舞茸などきのこ類
ジップロックに入れて野菜室保存
【保存期間の目安】1週間
大根・かぶ
葉が付いている野菜は、葉に栄養を取られてしまうため、すぐに切り分けて別々に保存。
切り口に湿らせたキッチンペーパーを当てて新聞紙でくるみます。
大葉
瓶の底に1cmくらい水を張り、大葉の茎の部分が水に浸かるように立てて保存。
ねぎ
新聞紙に包んで立てて保存。
2~3日で食べ切る予定がなければ、みじん切りにして冷凍しよう!(1か月ほど保存がきく)
なす
ひとつひとつラップに包んで冷蔵庫へ
かぼちゃ
丸ごと保存なら常温でOKカットした場合は、種とワタをキレイに取り除き、切り口が乾燥しないようラップをして冷蔵庫へ。
冷凍保存のポイント
冷凍保存する場合は、物によって保存方法を変えましょう!
そのまま冷凍してOKなものと、下処理が必要なものに別れます。(下処理:茹でる、塩もみする、など)
冷凍するなら、急速冷凍がセオリー!
素早く凍らせることで、味や食感の変化を抑えられます
急速冷凍のポイント
- 水分はしっかり拭き取る
- 冷却効率を上げるために、平たくする
- アルミバットに置いて冷凍する(バットがなければ、ラップの上からアルミホイルで包めばOK)
- 下茹でした場合は、粗熱を取ってから冷凍庫へ
冷凍に向いてる野菜
葉物野菜(ほうれん草、小松菜など)、ねぎ
新鮮なうちに下茹ですれば、色や触感を損なわずに保存できます◎
きのこ類(椎茸・しめじ・まいたけ・えのき・マッシュルーム)
きのこは鮮度が落ちやすいので、冷凍保存がおすすめ!
冷凍すると酵素の働きで、香りやうまみが増すといわれてます。
冷凍に向かない野菜
トマト、レタス、大根、人参、ごぼうなど
水分が多いものは冷凍すると味や触感が変わりやすく、繊維質の野菜は解凍した時に筋っぽさが際立ちます。
でも、下処理や使い方に気をつければ冷凍しても大丈夫◎
野菜別の冷凍保存方法
人参
火を通さずに生のまま冷凍
繊維の筋っぽさが気にならないように、1㎝以下の角切りや千切りにして冷凍
大根
すりおろして、ある程度水分を絞って冷凍
1回分を取り出しやすいように製氷皿やアルミカップに入れて冷凍しておくのがおすすめ
トマト
ヘタをとり、皮付きのままざく切りにして冷凍。
ミニトマトはヘタをとってそのまま冷凍。
冷凍後はスープ、トマトソースなど、加熱調理に使いましょう。
生で食べたい人は冷凍しないでね!
たまねぎ
くし切りやみじん切りなど、使い勝手の良い形に切ってから冷凍しましょう。
1回分ごとに小分けして冷凍するのがおすすめです。
きのこ
椎茸は軸をとり、しめじやえのきは石搗きを切り落としてそのまま冷凍しましょう。
ブロッコリー
生のまま冷凍がおすすめ。歯ごたえや栄養も失われずに済むし、使うときは凍ったまま炒めたり固く茹でたりすればOK。
茹でてから冷凍すると食感が悪くなりがちなので要注意。(1分以上茹でちゃだめ!)
キャベツ
芯を取ってざく切りにして、ジップロックにイン。
使うときは凍ったまま加熱調理OK。
熱湯をかけたり電子レンジで加熱して、水けを絞ればサラダや和え物に使うことも可能です。
もやし
もやしは買って3日以内に食べきれない場合は冷凍。
未開封の場合は袋ごとジップロックへ入れて冷凍庫へ。
使いかけのものは洗って水けを拭き取り、ジップロックへ。
使うときは解凍せずそのまま加熱すればOKです。
ただし、シャキシャキした食感は無くなるので使い道としては汁物系がおすすめ。
じゃがいも
ゆでてマッシュポテトにしてから冷凍すれば、コロッケ・ポテサラ・ボタージュなどに使えるのでとっても便利です◎
きゅうり
薄く輪切りにして塩もみし、水分をしっかり絞ってからラップで包み、ジップロックにイン。
使うときは自然解凍するか、流水にさらしましょう。
水気を絞り、酢の物やポテサラに使うのがおすすめです。
ほうれん草
固めにゆでて水気を絞り、食べやすい大きさにカットしましょう。
1回分ごとにラップで包み、ジップロックに入れます。
使うときは自然解凍して、おひたしや和え物に。
アボカド
丸ごと冷凍可能です。そのままの状態でジップロックにイン。
カットしておきたい場合は、変色を防ぐためレモン汁をかけてからジップロックに入れます。
調理の際は自然解凍してから使いましょう。
皮付きで丸ごと冷凍した場合でも、5~10分で解凍できます。
長ネギ
長ねぎは冷凍すると、辛みが抜けて甘みが増します。
凍ったまま炒め物に入れたり、スープに入れたりできるので便利です。
実は凍った状態の方がみじん切りもしやすい◎
白菜
生で冷凍する場合は、ざく切りにしてジップロックに入れます。
使うときは解凍せずそのまま加熱調理OK。
自然解凍して水気を切ると、ゆでた状態になるので、そのままおひたしなどに使えます。
コーン
缶詰のコーンを開けて使いきれなかったときは、残った分を製氷機に入れて凍らせましょう!
1回分がキューブになって、取り出しやすいですよ◎