先日「逃げ婚」について皆さんの考え方が聞きたい、という相談をもらいました。
アンケートの結果、結婚に逃げたいと思ったことがある人は、70%!
私も例外ではなく、そう思ったことがある一人です。
でも一言で「逃げ」と言っても、人それぞれ置かれている状況が違いますよね。
圧倒的に多かったのは「仕事から逃げたい」だったけど、そのほかにも家庭環境や親との関係、パワハラ・セクハラ、就活疲れなど、たくさんの背景があることを知りました。
良いか悪いかを多数決で決めるのが目的ではないので、「逃げ」って何だろう?ということを私なりに考えてみました。
結論、私は逃げたいと思うことは悪いことじゃないし、結果的に逃げたかどうかよりも、その後どう生きるのかのほうが大事だと思っています。
何が逃げで、何が逃げじゃないのか
私は、周りがなんと言おうがその人自身が抱える問題に対して心の中でどう決着をつけたのかで、逃げかどうかが決まるのではないかと思います。
自分のことは騙せないですよね。
自分なりにやれることをやって全力で挑んだ結果、どうにもならない問題だってあります。
そんな時、新たなステップを踏み出すために「撤退」を選ぶのは逃げではなく前向きな選択です。
一方で「嫌だなぁ」「辛いなぁ」「このままじゃダメだなぁ」とわかっていながらも、それと向き合うのを避けて、無かったことにするために他の道を行くのは「逃避」ですよね。
前向きな撤退か、一時的な逃避か。
それは、本人が一番よくわかっていることだと思います。
私自身も偉そうなことを言える立場にはなく、目の前のことを放棄したくなったことは山ほどあるし、実際に現実逃避をしたことだってあります。
でも結局のところ楽になれるのは一瞬で、またすぐに別の問題が降りかかってきたり、巡り巡って同じ問題にぶつかったりするんですよね。
私の場合「結婚に逃げたい」と思っていたあのときの感情は、確実に「逃避」でした。
「結婚したら仕事なんか辞めてやる!全部リセットできるんだから!」という甘い考えで、問題に向き合わずにいたからです。
一方で、家庭環境の問題やパワハラなどは、頑張ってもすぐに変えられるものではありませんよね。
自分を守るため、心が壊れる前に決別するのは勇気ある撤退だと私は思います。
そして、そこに「結婚」という選択肢があり受け入れてくれる彼がいるのなら、それは「逃げ」ではなく新しい未来への一歩ではないでしょうか。
過去は上書きできる
「過去は上書きできる」これは、私が好きな考え方の一つです。
過去は変えられないっていう人もいるけれど、事実は変えられなくても解釈を変えることはできます。
「あの時逃げてしまったな・・・」
「もっとやれることがあったかもしれない」
もしそんなふうに思い当たる節があったとしても、大丈夫。
それが本当に逃げで終わるのか、ターニングポイントになるのかは、その後の自分次第です。
どんな決断をしたにせよ、私たちは自分が選んだ方の人生を「それでよかった」と思えるように生きるしかありません。
目の前のことに全力で向き合い続ければ、きっと「あの選択があってこそ、今があるんだ」と思える日が来るはずです。
みんなの声
最後に、「逃げ婚」について皆さんからいただいたコメントをご紹介します!
結婚に逃げたいと思ったのはどんなとき?
・仕事を辞めたいと思ったとき
・パワハラ・セクハラ・職場の人間関係に疲れたとき
・家庭環境や親から逃れたいと思ったとき
・周りの結婚・出産ラッシュに焦ったとき
・地元を離れたいと思ったとき
・体調を崩し、一人で生計を立てるのが難しくなったとき
・就職活動に病んだとき
などなど。他にも様々な理由が寄せられました。
逃げ婚について思うこと
・逃げた先にビジョンを持てているならOK
・自分と相手が納得しているなら良い
・結婚がゴールではない。その後の生活こそ大切
・結婚に逃げたとしても根本的な問題は解決しない
・何かから逃げるために新しいことを初めてもうまくいかない
・結婚以外にも逃げる方法はある
・「結婚=ラク」ではない
・結婚に逃げたからといって、幸せになれるとは限らない
などなど。
あのとき現実逃避しなくてよかった!の声
・逃げたいと思った当時の彼よりも素敵な人に巡り会えた!←この声が一番多かった♡
・辛い仕事を投げ出さなかったことで、今やりたかった仕事ができている
・逃げずに仕事と向き合って仕事をやり遂げたことで、自分に自信が持てた
・あの時逃げていたら一生仕事に向き合えなかった気がする
・転勤して職場が変わり、仕事が楽しくなった
・頑張って仕事を続けた結果、今とても充実してる
・仕事を変えたら体調も精神面も安定した
・彼に幸せにしてもらうことばかりを考えていたけど、自分を幸せにするのは自分だと気づけた
乗り越えたことで今がある、というコメントが多かったです◎
すべては自分次第
自分の人生に覚悟と責任を持てるのであれば、どんな決断もきっと「逃げ」にはならないと思います。
その決断を人生の転機にするか、後悔にするかはその後の自分次第だから。
周りがどう思おうと、自分の心にしたがって出した答えを全力で正解にしていくしかないですよね!
今回の相談は、私自身もとても考えさせられる内容でした。
いつもたくさんのリクエストやコメント、ありがとうございます!