いつもみなさんのエピソードを聞かせてもらってばかりであまり自己開示をしてこなかったので、たまには自分のことを書いてみようと思います!
結婚願望に支配されたあの頃
突然ですが、皆さんは結婚願望に支配されたことがありますか?
結婚願望って0か100かじゃなくて波があるものだと思うんですけど、私の場合その波がピークに達したのが20代前半の頃でした。
仕事が激務だったのと、一通り遊び倒してもう疲れたのもあって「私このまでいいのかな?」っていう不安を抱いたのがはじまりです。
今思うのは、あの頃に結婚しなくてよかった、ってこと。
結果的に当時付き合っていた人と結婚したので、タイミングの問題だけだと言われればそうなんですが…
私にとって結婚が都合のいい逃げ道でしかなかったあの頃に籍を入れていたら、相手に依存しまくっていたし、今頃自分の人生を生きていなかったかも、と思います。
結婚願望の正体
結婚願望に支配されていたのは、とにかく仕事が辛くて現状から逃げたかったとき。
半同棲みたいな感じだったし、結婚したからって生活がそんな変わるわけじゃないのに、あんなに結婚したがっていたのは…
今思うと「嫁」であることにかこつけて仕事をセーブしたかっただけですね。
嫁というポジションを手にすれば、仕事はそれなりでも良くなると思っていました。
「とりあえず結婚したら人生ガラっと変わりそう」
「最悪しごと辞めても、この人がいれば大丈夫」
という恐ろしく他力本願な発想で、結婚願望はモリモリ膨らんでいきました。
彼にはいつも仕事の愚痴を浴びせまくっていたし、早く養ってくれオーラ全開で、かなり重たい彼女でした。
ろくに料理もしないし、家事も全然得意じゃないくせに「早く家庭に入りたい」って口癖のように言っていて。
そもそも家庭に「入る」って表現自体がヘンですが、当時は家庭=避難場所みたいに思ってました。
結婚して嫁というポジションを手に入れたら嫌なことから逃れられる!安全地帯に行ける!っていう幻想を抱いてたんですよね。
相手に養う責任を押し付けて自分は楽になろうなんて、我ながら勝手だったなと思います。
結婚願望が薄れたきっかけ
そんな強めの結婚願望が薄れたのは、転職をして夢中になれる仕事に出会ったのがきっかけ。
やりがいを感じられる仕事について、目の前の役割に全力で向き合ううちに、脳内の9割を占めていた結婚願望が仕事一色に染まっていきました。
私史上一番仕事を頑張っていた時期。
朝7時から終電まで、ほとんど会社にいましたw
客観的に見ると完全なるブラック企業。
でも当時は四六時中仕事のことで頭がいっぱいになるぐらいのめりこんでいたので、ブラックとは微塵も思ってなかったです。
転機は突然おとずれた
そういう生活が2年ほど続き、結婚への執着が完全になくなった頃、突然その時が訪れました!
相手のお母さんがプッシュしてくれたのがきっかけで、話がトントン進み出したんですよね。
付き合いが長かったのでドラマのような盛り上がりには欠けたけど、その分不安もありませんでした。
そして昔と違って結婚をただの「逃げ」じゃなく、前向きな選択肢として考えられるようになっていました。
自分を見つめ直して、未来の話をしよう
結婚は、自分のありたい姿や目指したい方向が相手のそれと重なったとき、はじめて選択肢になりえるものだと思います。
ところが昔の私には「自分」なんてなかったし、先のことなんて全く考えていなかった。
もしあの頃の自分にアドバイスができるとしたら「まだ結婚のタイミングじゃない」「それより今はもっと自分と向き合ったほうがいいよ」って伝えたいです。
昔の私ほど不純な動機でないにせよ、これを読んでくださっているあなたも「早く結婚したい」と思っているかもしれません。
もしそうだとしたら結婚をゴールにせずに、その先の未来への想像を膨らませてみてください。
同じ未来が目指せそうかどうか
二人でワクワクできる共通の目標が持てるかどうか
たとえ大変な未来でも、共に苦労できるかどうか
私にとっての「結婚」は、相手と対面で向き合うというよりも、同じ方向を向いて並んで歩くイメージです。
向かう先が具体的に描ければ描けるほど、お互いそれを信じられるし、結婚が自然に受け入れられるようになるんじゃないかと思います。
これを読んでくださっている2人にも、ベストなタイミングが訪れますように。