人生を共にする上で共有しておきたい15の価値観を3つのカテゴリに分けてまとめました。
STEP2. お金のこと
STEP3. 仕事のこと
話しているうちに考え方の違いに気づくこともあるかもしれないけど、最初からぴったり合わなくても大丈夫です。
違いを受け入れて互いに尊重し合えるかどうかのほうが大切。
二人のより良い未来のために、パートナーと一緒にみてもらえたら嬉しいです。
Contents
STEP1.将来のこと
叶う・叶わないは別として、まずは理想の未来を話し合いましょう◎
向かう先が具体的に描ければ描けるほど、お互いそれを信じられるし、結婚に対する不安や迷いもなくなります。
【1】どこで、どんな暮らしがしたい?
将来的に地元に帰りたいと思う?
仕事も、家族も、友達も。それぞれに大切なものがあるはずなので、何を軸に自分の居どころを決めるのか、叶う・叶わないは別として希望を話し合うのはとても大切なこと。
私たちは結婚前、東京にいたのですが、お互い関西出身だったこともあり、将来的にはそれぞれの実家を行き来しやすい関西圏に住みたいね、と話をしていました。
その翌年念願叶って大阪に転勤になるも、2年半でまた転勤。
これから先もどうなるかわからないけれど、最終的に帰りたい場所があるので、それに向けて人生プランを話し合っています。
【2】子供のこと、どう考える?
望むとすれば、いつ頃・何人くらい?
欲しいと思うのが当たり前の時代ではないし、望んだからといって計画通りにいくものでもないけれど、結婚前にお互いの価値観をシェアして同じ方向を向いていける相手かどうかを確認しておくことは大切だと思います。
私は過去に婦人科系の病気をしたことがあるので妊娠に不安があることも伝えていました。
早くから妊活や不妊治療について話す機会があったのは振り返ってみてよかったかなと思うことの1つです。
【3】どんな日常生活が理想?
今の生活の不満なところは?
私たちは結婚前に同棲をしていたので、正直結婚したからと言って生活が大きく変わるわけではなかったのですが、
「結婚を機に変えたいことはある?」
「今の生活の不満なところは?」
と、一度リセットのつもりで話し合いました。
当時は二人の生活リズムが少しずれていて、彼は朝6:30に出社して19時には帰宅、私は朝10時に出社して22時ごろまで仕事だったので「結婚したら、夜ご飯は一緒に食べられるようにしたいね」という話に。
それがきっかけで私は大幅に仕事スタイルを変更。結婚後は遅くても20時には帰れるようになりました。
些細なことでも、理想の暮らしを叶えるために歩み寄る努力をすることは大切だなと思います。
【4】お互いの家族・両親のこと
将来的に家業を継いだり、同居したりする可能性はある?
結婚はふたりだけのことではなく、家と家との結びつき。
相手の家族を知ること、自分の家族を知ってもらうことはとても大事なプロセスだと思います。
<相手の家族を知る>
- 両親の性格や好み、趣味など
- 家族の習慣や大切にしていることは?
- 兄弟姉妹のこと
<将来のこと>
- 両親との同居はありえるか
- 介護が必要になった場合どうするか
- 家業を継ぐ可能性はあるか
実際にそうなってみないと分からないことも多いのですが、お互いの考え方にズレがないことを知れたのは結婚に向かう上で安心材料の1つになったなと思います。
【5】二人で叶えたいこと
どんな人生を送れたら幸せ?
一緒に目指せる未来があることは、結婚に向かう上でとても大切だなと思います。
恋愛中は今この瞬間が幸せならそれでOK!かも知れないけど、生涯を共にする相手とは、進む方向が同じでありたい。
だから私は結婚前から積極的に自分の理想をシェアしたり、相手のやりたいことに耳を傾けたりするようにしていました。
妄想は自由だし、その妄想こそが結婚を後押ししてくれると思う◎
STEP2.お金のこと
お金の話はSTEP.1の会話を重ねて、同じ未来を見据えられるようになってからの方がスムーズです。
【6】貯金と収入
二人の理想の未来を叶えるには、いつまでにどれくらいお金が必要になりそう?
私たちは結婚前、お互いの収入は開示していたけど、貯金額まではオープンにしていませんでした。
結婚が決まってから、挙式や新婚旅行に向けて共同貯金を始めたけど、それ以前に個々に貯めていたお金がいくらあるのかはノータッチ。
当時は遠慮もあって踏み込めなかったけど、別々に貯めてきたお金もその時にシェアしていれば、挙式や新婚旅行のタイミングをもっと早めることができたなと今になって思います。
<収入や貯金を開示するメリット>
- 将来設計が立てやすい
- 結婚後に知ってトラブルになる可能性を避けられる
- 夫婦としての一体感が増す
以前フタリノのみんなにも聞いてみたところ、64%のカップルが結婚前に貯金やお給料を教え合っていました◎
たとえ貯金がなかったとしてもふたりの収入の範囲内で暮らせる目処が立ち、今後協力して貯めていけるなら全然OKだし、話し合えること自体に価値があると思う!
【7】お金の管理について
共同出資型/項目分担型/一括管理型、どれがしっくりくる?
フタリノでもよく話題になりますが、お金の管理方法にはざっくり3つのタイプがありますよね。
- 共同出資型(共同口座を作り、お互い毎月一定額をそこへ入金する方法)
- 項目分担型(家賃・水光熱費・食費など、項目ごとに支払いを分担する方法)
- 一括管理型(夫婦の口座を全部オープンにして一緒に管理する方法)
私たちは同棲中〜結婚当初は①共同出資型でした。
その後、夫の転勤で私が仕事を辞めたタイミングで③一括管理型へと移行。
今はまた仕事を再開してるけど、そのまま変えることなく夫の給料の中で全てをやりくりしています。
これに関してはどれが正解というのはないし途中で変更もアリなので、まずは二人に受け入れやすい方法から試してみるのがいいかなと思います。
【8】保険のこと
私たちに必要な備えって何だろう?
保険は入る入らないを含め、考え方の違いが出やすいポイント。
毎月万単位で保険料の支払いをしている人もいるし、逆に一切入っていないという人もいますよね。
結婚したら毎月家計から出て行く出費になるので、無関心ではいられません。
うちの場合は彼の仕事が金融系で、保険にも詳しかったので色々教えてもらいました。
・どんな保険に入ってる?
・そもそも本当にその保険、必要?
・私たちに必要な備えって何?
・保険料はいくらぐらいまで?
・貯蓄と保険のバランスは?
などなど。よく考えずに知り合いづてに入った保険に気付けたり、保険に対する見方が変わったので話してよかったです。
【9】投資・資産運用のこと
二人の資産形成について、どう考える?
私はお金の運用とか投資とか、さっぱりわからないタイプなのでこれについては完全に彼任せです。
ただ、投資にのめり込みすぎるガチのトレーダーとか、株で一発逆転を狙うギャンブル体質の人は嫌だったので、彼がどういうスタンスで投資や資産運用をしているのかは結婚前にそこは確認をしました。
「投資してる」「株を買ってる」と聞くとなんとなく不安を覚えたり心配したりしてしまうのは、よく知らないからだと思います。
今の時代、銀行に寝かせておいてもお金は増えないので、生活防衛費を確保した上で、ある程度を投資に回すのは賢明な判断ですよね。
私自身は全く興味がなく知ろうともしなかったのですが、資産形成は二人の将来に関わることなので、最近は一緒に学んでみようと思えるようになりました。
【10】借金・ローンのこと
現状把握
現状、返済義務のあるお金はある?(車のローン・奨学金・リボ残高など)
あるとすれば、どれくらい?
返済の目処は立ってる?
お金の価値観を知る
人からお金を借りることについてどう思う?
住宅ローンをどう考える?
お金の話の中でも、私が一番価値観を合わせておきたかったのはここでした。
現状のこともこれからのことも、結婚前に腹を割って話し合っておいてよかったです。
私たちは互いに奨学金の返済が残っていたけれど、各自で返せる目処が立っていたのでそこは気になりませんでした。
奨学金にかかわらず、返済義務のあるお金がある場合は、最初から正直に打ち明けておくに越したことがありません。
【11】ギャンブルのこと
する場合、どこまでを良しとする?(予算や頻度など、許せる範囲をすり合わせ)
パチンコ・スロット・競馬・競艇などギャンブルにも色々ありますが、どれにしても依存度が高い人との結婚生活は厳しいなと思います。
付き合っている間は多少目をつぶれたとしても、結婚となると話は別。どこまでを良しとするのか、結婚前にきちんと線引きしておくのは大事です。
私は彼がたまにスロットをしたり、会社の人と麻雀をしているのを知っていたので、「付き合いなら許容できるけど、やりすぎは無理!」と常々話していました。
夫の場合は付き合いも半年に1回程度、1回の支出額も1万円程度なので、まだ私の許容範囲です。
ただ、勝っても負けても家計に影響がないようにするために、ギャンブルに使うお金は完全に別管理。
何が楽しいんだかさっぱりわからないけど、わからないからこそ全否定するのはやめて、許せる範囲で自由にしてもらってます。
これから先、長く良い関係でい続けるためには、お金に対する価値観のすり合わせは本当に大事。
「自分自身が貯金できてないから、言い出しにくいな」
「相手の稼ぎをあてにしてると思われたらイヤだな」
という思いがあって、私も最初はちょっと抵抗があったけど、結婚するなら避けては通れない道なので、早いうちから腹を割って話せる関係性を作っておいたほうが楽だなと思いました。
一番手っ取り早いのは、まず自己開示をすること。
自分が言いにくいことはきっと相手も言いにくいはずだし、聞き出すことに必死になって取り調べみたいになってはダメです。
お金の話をするのは相手の秘密を暴くためではなく、二人の将来に備えるため。
お金の価値観は人それぞれなので、最初は合わない部分もあるかもしれないけれど、腹を割って話せる関係性を築くことを目的に、少しずつ少しずつ前に進めましょう!
STEP3.仕事のこと
仕事は楽しいばかりじゃなく辛いことも多いけど、絶対的な味方の存在は自信に繋がるし、大きな支えになります。
同じ価値観でなくてもOK。
相手が何のために頑張っているのか、どうなれば幸せなのかを知り、良き理解者となりましょう。
【12】互いの仕事観を知る
今の仕事の延長線上に、どんな未来を想像してる?
答えは同じでなくてもいいけど、相手が何のために頑張っているのか、どうなれば幸せなのかを知り、良き理解者になることは人生を共にするうえで大切なことの1つです。
仕事は楽しいばかりじゃなく辛いことも多いけど、絶対的な味方の存在は自信に繋がるし、大きな支えになります。
<そもそも、働く目的は?>
- 生活費を稼ぐ手段?
- 夢を実現するため?
- 自己成長?他者貢献?
<今の仕事のこと>
- ずっと続けたいくらい好きな仕事?
- 本当はほかにやりたいことがある?
- 今の延長線上にある未来はどんなふう?
私たち夫婦は全然違う仕事観を持っているけど、互いに理解して尊重しあえれば必ずしも同じ価値観でなくてもいいと思っています。
【13】理想のワークライフバランスは?
どんなふうにメリハリをつけたい?
仕事と家庭のバランスに悩む女性は少なくないと思います。私自身もその一人。
結婚前は人生で一番仕事に没頭していました。仕事そのものが楽しかったし上司や仲間にも恵まれていたのですが、毎日終電で帰るような生活。
個人としては充実しているけれど、結婚してもこんな生活で良いのかな?という疑問や後ろめたさはありました。
理想のバランスは夫婦によって違うので、二人が思い描く理想の暮らしについて話しておくのは大事だなと思います。
<たとえばこんなこと>
- どんなに遅くても夕飯は一緒に食べたい
- 仕事は持ち帰らず、家ではプライペートの時間を大事にしたい
- たまには長期休暇をとって旅行に行きたい
- 週1回は休みを合わせて出かけたい
その理想を実現するために、どう歩み寄れるか話し合い、働き方を見直すのも必要なことだったと思います。
【14】子供ができたときのこと
家庭と仕事、どう両立しよう?
少し先の未来ではありますが、子供ができた時に仕事をどうするかも、事前に話し合っておきたいことの1つです。
- 子供ができたら専業主婦になる?
- 共働きで、家事も育児も分担する?
- 家庭を最優先にしつつ、扶養の範囲内で働く?
- 自宅でできる仕事を見つける?
などなど
これに関しては男性の意向というよりも、女性自身がどうありたいと思っているのか、そしてそれを彼が尊重してくれるかどうかがポイントになってくるのではないでしょうか。
私は子供ができても働き続けたいという希望があったので、わりと早めにそのことは伝えていました。
働き続けることを前提に自分でコントロールしやすい仕事を選んだり、場所に関わらずできる仕事を探したりと、早くからそれに向けて準備ができたのはよかったです。
【15】未来の可能性
単身赴任はありえる?
何歳まで働く?
先々のことは想像でしかないけれど、私たちはこんな話もしていました。
特に彼は転勤がある仕事だったので、転勤にどこまでついていくかどうかはよくよく話し合いました。
結果的に想像以上に早く転勤が決まり、すぐに引っ越ししなければならなくなったのですが、少しでも先にその心づもりができていたのはよかったです。
同じ未来を夢見よう
結婚はふたりの理想や目指す方向が重なった時に初めて現実味を帯びてくるものだと思います。
実現可能性はさておき、同じ未来を描いてワクワクできそうか?
違いを受け入れて歩み寄る努力ができそうか?
ぜひパートナーとじっくり話し合ってみてくださいね^^